1991年、ゲームボーイで発売された第1作「スーパーロボット大戦」以降、90を超える作品を生み出してきた「スーパーロボット大戦」シリーズ。累計1,670万本を超える人気シリーズとなった同作の25周年を記念したイベント「スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2016~25周年の感謝をこめて~」が、6月4日(土)、千葉・舞浜アンフィシアターで開催された。豪華キャスト陣によるトークショーのほか、水木一郎さん、水樹奈々さん、JAM Projectなどによるライブパフォーマンス、さらにシリーズ最新作「スーパーロボット大戦V」がサプライズで発表されるなど、会場に集まった「スパロボ」ファンを熱狂の渦に巻き込んだ。そのイベントの様子を、ガンダムインフォ視点でリポートする。
「鋼の超感謝祭2016」は2部構成となっており、第1部は「スーパーロボット大戦25周年記念スペシャルステージ」と銘打ち、発売直前となったシリーズ最新作「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」と、スマートフォン向けアプリとして好評を得ている「スーパーロボット大戦X-Ω(クロスオメガ)」の紹介が行われた。
オープニングでは、バンダイナムコエンターテインメント代表取締役社長・大下 聡さんによる挨拶、神谷 明さんによる25周年への感謝の言葉が述べられたあと、水木一郎さんによる華麗なイリュージョン&「グレートマジンガー」の歌唱で華々しく幕が開けた。水木さんは20周年イベントでもトップバッターを務めており、もはやイベントには欠かせないアーティストと言えるだろう。
▲水木一郎さんはイリュージョンで登場![上]、バンダイナムコエンターテインメント代表取締役社長・大下 聡さんによる挨拶[左]、神谷 明さんによる25周年への感謝の言葉[右]も!
その後、司会進行役の置鮎龍太郎さん、相沢 舞さんに招かれる形で「スーパーロボット大戦」総合プロデューサーの寺田貴信さんが登場。シリーズのファンに対する感謝の意が伝えられた。続く「ムーン・デュエラーズ」の紹介パートでは、プロモーションムービーが上映されたのち、豪華なトークゲスト陣が登壇。「ムーン・デュエラーズ」の主人公トーヤ・シウンを演じた島﨑信長さんをはじめ、緑川 光さん、檜山修之さん、日笠陽子さんが、時にユーモアを交えた話しぶりで作品の魅力や意気込みを紹介した。
スマートフォン向けアプリ「クロスオメガ」の紹介パートでは、声優の相沢さんと三上枝織さんが開発会社に突撃取材したVTRが流された。VTRでは、「クロスオメガ」の大幅アップデートに関して紹介されたのち、再びトークショーに。ここでは、「クロスオメガ」のゲーム内イベント「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」の高難易度クエストに、ヒイロ・ユイを演じた緑川さんが挑戦するというプレミア企画が。緑川さんは「ウイングガンダムゼロ(EW版)」を含むユニットで出撃すると、最後はツインバスターライフルを駆使した攻撃でミッションをクリアすることに成功。会場からも暖かい拍手が送られた。
ここで大きなサプライズが。予告されていないムービーと共に、シリーズ最新作となる「スーパーロボット大戦V(=Voyage)」の制作が発表された。ガンダムシリーズからは、『機動戦士Ζガンダム』、『機動戦士ガンダムΖΖ』(発表時には会場から大きな歓声が!)、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、「機動戦士クロスボーン・ガンダム」、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、『劇場版機動戦士ガンダム00 –A wakening of the Trailblazer-』、『機動戦士ガンダムUC』といった7作品を収録。さらに、「V」初登場作品として、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」と、「機動戦士クロスボーン・ガンダム」シリーズの「スカルハート」、「鋼鉄の7人」が登場することが決定した。映像化されていないものの、ファンからは収録を望まれていた人気作であり、発表時には会場中から驚きの声が上がった。その後、『宇宙戦艦ヤマト2199』の収録を記念してささきいさおさんが登場し、「宇宙戦艦ヤマト」のテーマを熱唱したほか、トークショーでは『宇宙戦艦ヤマト2199』などで参加する鈴村健一さんと、『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』で参加する水樹奈々さんも登壇し、意気込みを語っていた。
▲「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」 左から司会・置鮎龍太郎、プロデューサー・寺田貴信、島﨑信長、緑川 光、、日笠陽子、檜山修之
▲「スーパーロボット大戦X-Ω」 左から置鮎龍太郎、寺田貴信、緑川 光、三上枝織、相沢 舞[左]
ヒイロ役・緑川さんが、ゲーム内イベント「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」の高難易度クエストに挑戦![右]
ヒイロ役・緑川さんが、ゲーム内イベント「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」の高難易度クエストに挑戦![右]
▲「スーパーロボット大戦V」 左から置鮎龍太郎、相沢 舞、寺田貴信、鈴村健一、水樹奈々、緑川 光、檜山修之
第1部ラストでは、ささきいさおさん、水木一郎さん、神谷 明さんというベテラン3名と、寺田プロデューサーによるトークセッションが行われた。「V」には『宇宙戦艦ヤマト2199』が収録されることもあり、ささきさんも含めてテンション高いトークが繰り広げられた。
▲左から置鮎龍太郎、寺田貴信、ささきいさお、神谷 明、水木一郎
第2部は「スーパーロボット大戦25周年記念プレミアムライブ」として、これまで「スパロボ」を彩った楽曲が次々と披露された。水木さんが「鋼の方舟」を含む4曲を矢継ぎ早に披露すれば、美郷あきさんがアニメ『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』のEDテーマを歌い上げ、そして米倉千尋さんが、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の主題歌「嵐の中で輝いて」を熱唱。後方のスクリーンには映像も流され、作品の世界に浸りながら生歌が聴ける贅沢な環境に会場は酔いしれた。
続いて、ささきいさおさんが品のある歌声で「ゲッターロボ!」、「いざ行け! ロボット軍団」の2曲を、水樹奈々さんが凛としたボーカルと圧倒的な存在感で「禁断のレジスタンス」と「UNCHAIN∞WORLD」を歌い上げ、会場をひとつにしていった。ラストは、スパロボシリーズとは切っても切れない関係のJAM Projectが登場。「鋼のレジスタンス」、「Rocks」、「SKILL」と、パワフルな5人のボーカルとハードなサウンドがマッチしたスパロボの歴代テーマソングを立て続けに披露。最後はJAM Projectの兄貴分存在である水木一郎さんと共に「鋼の救世主」を絶唱し、第2部を締めくくった。
エンディングは出演者が全員ステージに登場し、ファンも含めて全員で「マジンガーZ」を合唱。スパロボ30周年イベント開催を願う水木さんの呼びかけでイベントは幕を閉じた。
▲水木一郎、美郷あき、米倉千尋、ささきいさお、水樹奈々、JAM Project
「スパロボ」の歴史を振り返る、豪華な内容となった「スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2016」。間近に迫った「ムーン・デュエラーズ」の発売、大幅アップデートが実現する「クロスオメガ」、さらに大きなサプライズとなった「スーパーロボット大戦V」の発表(2017年発売予定)。今後は日本だけでなく、海外展開も積極的に行うというスパロボシリーズの歩みから、まだまだ目が離せないことを再確認できるイベントだったと言えるだろう。
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ロビーでは、プラモデルなどの関連アイテムや「スーパーロボット大戦」シリーズの25年の軌跡を振り返るパネルなどの展示も行われた。
(ガンダムインフォ)
スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2016 ~25周年の感謝をこめて~
[日程] 2016年6月4日(土)
[場所] 舞浜アンフィシアター
[日程] 2016年6月4日(土)
[場所] 舞浜アンフィシアター
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